1月の3連休、最終日。 明日からの仕事始めに備えて、コトコトと雑煮の汁を煮込んでいた時のことです。 ピンポーン、と玄関のチャイムが鳴り、Amazonから重たい荷物が届きました。
箱を開けて、私は思わず天を仰ぎました。 すっかり忘れていましたが、今日届くように予約していたのです。
「2026年度版 1級電気工事施工管理技術検定 基本テキスト」
……分厚い。 あまりにも分厚すぎる。 これはテキストというより、もはや「鈍器」です。

高校時代、教科書なんてろくに開いたこともなかった私ですが、まさか還暦を目前にしたこの年になって、休日の最後にこんな凶器のような本と対峙することになるとは。 日経学院(日建学院)のテキストをパラパラとめくってみましたが、文字の密度と容赦ない専門用語の羅列に、私のおじさんとしてのやる気は、音を立てて削がれていきました。
正直に言えば、私はすでに「2級」の資格は持っています。 今の仕事をする上で、絶対になくてはならないわけではありません。 それなのに、なぜわざわざ、この「ツルツルの脳みそ」に鞭打って勉強しようと思ったのか。
きっかけは、昨年、うちの外国人社員に「電気工事士」の資格勉強を教えていた時のことです。 彼らに教えながら、ふと気づいてしまったのです。 「人に教えるためには、自分がその何倍も深く理解していなければならない」と。
彼らが真剣に学ぶ姿を見て、私自身も知識をブラッシュアップしなければならないと痛感しました。 生半可な知識では、彼らを一人前の職人に育てることはできません。
これは、社員への責任感。 そして、自分自身の「ボケ防止」。 さらには、還暦世代の「意地のリスキリング(学び直し)」です。
この分厚いテキストが、私の脳みそに入るのか、それとも枕になってしまうのか。 勝負はこれからです。 外国人の社員たちに負けてはいられませんからね。
さあ、まずはこのテキストを閉じて、煮込み中の雑煮の味見でもするとしますか(笑)。

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