1月の連休最終日。
少しお酒が入って、ほろ酔い加減のいい気分です。
寒さが厳しくなってきたので、久しぶりに彼を引っ張り出してきました。 昨年購入したヘッドホン、Bowers & Wilkinsの「PX7 S2E」です。

実は私、夏の間はこのヘッドホンを使いません。 暑いですからね。 でも、人間関係と同じで、四六時中べったりと一緒にいるよりも、少し距離を置いた方がうまくいくことってありますよね? 耳が熱くなる春夏は離れ、寒くなって防寒も兼ねたくなる冬にだけ再会する。 この「半年ぶりの距離感」が、感動をより新鮮なものにしてくれるのです。
ヘッドホンを耳に当て、静かに音楽を流した瞬間。 私の心は、オーディオブームに沸いた中学・高校時代へとタイムスリップしました。 デンオン(デノン)、オンキヨー……なけなしのお小遣いを注ぎ込んでコンポを組んでいたあの頃。
この最新のデジタルガジェットから流れてきたのは、意外にも、あの頃憧れた「Tannoy(タンノイ)」のスピーカーで聴くような、リアルで温かい音でした。
昨今の「作られた派手な音」ではありません。 純粋なアコースティックサウンド。 ボーカルの息遣いや、楽器の弦の震えまでもが、空気感として伝わってくる。 最近の技術の進化による再現性の高さには、改めて舌を巻くばかりです。
買う時は、「少しでも安く買おう(銭プラス)」と画策したものの、結局1ミリも安くなっていなくて、定価で買った記憶があります。 金銭的には「銭ロス」だったかもしれません。
しかし、この冬の夜。 ほろ酔いの頭に響くこの美しい音色は、何物にも代えがたい贅沢です。 半分寒い時期だけ使う、という贅沢な付き合い方。 それでも、私の心に深く響くこの体験は、間違いなく人生を豊かにしてくれています。
さあ、もう少しだけこの音に浸ってから、明日への活力を養うとしましょうか。

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